白大商店の最大の特長は、まだタイ国内で正式に販売されていない日本製品について、「タイ向けの定価」をゼロから設定できることです。
すでに現地で流通している商品ではなく、これからタイ市場に出る商品だからこそ、価格の主導権を持てます。
本ページでは、タイ市場における並行輸入対策として、価格設計と正規販売体制をどのように構築するかを解説しています。
日本価格をそのまま持ち込まない
白大商店では、日本での販売価格をそのままタイに当てはめることはしません。
- 日本の卸価格
- 日本からタイへの送料
- 関税・輸入関連費用
- 現地での販売・運営コスト
これらをすべて踏まえたうえで、タイ市場で実際に購入される価格帯を前提に定価を設計します。
ダイソー型モデルとは何か
例えば、日本のダイソーでは100円の商品が、タイのダイソーでは 60バーツ(約270円)の定価 で販売されています。
日本からの輸送費や関税を上乗せしても、「タイでは60バーツで売る」という前提で価格が設計され、その価格が定価として定着しています。
白大商店も同じ考え方で、
- コストを積み上げて
- 最終的な「タイでの定価」を決め
- その価格で売る
というモデルを採用しています。
日本製品専門モールだから価格が成立する
白大商店は、日本製品のみを取り扱う専門モールとして運営しています。
そのため、
- 「安いから買う」ではなく
- 「日本製品だからこの価格で買う」
という購買前提が成り立ちます。
実際、タイではユニクロなど日本ブランドが日本より高い価格で販売されており、タイ人消費者は日本へ訪れた際、安く大量購入します。
このように、日本製品はタイで高い価値を認められるため、タイ向けの定価を設定して販売することが可能です。
価格を下げて売るのではなく、最初に決めた定価で売れる市場を作ることが可能です。
基準定価を設定し、白大商店公式モールだけを意図的に安くする
まず、タイ向けの基準定価を設定します。この基準定価は以下の外部チャネルで共通です。
- Shopee
- Lazada
- TikTok Shop
- LINE SHOP
一方で、白大商店公式モール(ร้าน WHITE BIG 白大商店)のみ、約20%安く販売します。
これは自社運営のため、外部モールにかかる販売手数料・決済手数料・プラットフォーム利用料が不要だからです。
この価格差によって、
- 外部モールは「中間マージンが乗った価格」
- 公式モールは「正規ルートで最も安い価格」
という構図がタイの消費者に明確に伝わります。
まだ市場価格が存在しない商品だからこそ、この基準定価と価格差が“当たり前”として定着します。
数字が読める状態で販売を開始できる
タイ向け定価を最初から決められるため、
- 単価
- 想定販売数量
- 物流費・関税
- 手数料20%
- 月額20万円
を前提に、メーカー様側で損益計算を行ったうえで販売を開始できます。
これは、正規販売体制を持たずに、価格がすでに崩れた市場へ後から参入する場合には、実現が難しい考え方です。
現地在庫で利益を最大化
日本から1個ずつ発送する越境ECでは、送料や手数料の影響で、消費者が支払う金額や販売コストが高くなります。一方、白大商店では現地在庫をまとめることで、手数料20%を加えても越境ECよりコストを下げることが可能です。
その結果、消費者にとって魅力的な価格を維持しながら、メーカー様にとっても収益性の高い販売が実現できます。
白大商店が提供している本質
白大商店が提供しているのは、単なる販売代行ではありません。タイ市場で「最初の定価」を設計し、それを正規価格として流通・定着させる仕組みです。
タイ市場では、正規ルートと非正規流通が混在しやすく、価格や販売状況がメーカー様の管理外に置かれてしまうケースも少なくありません。
白大商店では、そうした市場環境を前提としたうえで、商品を正規品として再定義し、価格競争に巻き込まれない定価と販売設計を行います。
正規販売・正規価格としてブランドを再構築する。これが白大商店の考え方であり、本質的な価値です。
正規販売体制による価格統制と並行輸入対策
並行輸入対策は、価格を下げて競争することではなく、正規価格を先に定めて市場の基準を作ることから始まります。特に、まだタイ国内で正式な販売価格が存在しない商品ほど、この「最初の定価設計」が並行輸入対策として機能します。
なぜ価格設計が並行輸入対策になるのか
タイ市場では、タイ人観光客による日本購入品の国内転売や、中国人業者による日本買い付け商品の越境EC出品が多く発生しており、メーカー様の管理が及ばない形で日本製品が流通しているケースも少なくありません。
このような並行輸入・非正規流通が発生すると、
- 市場価格の崩壊
- ブランド価値の毀損
といった問題が起こりやすくなります。
白大商店では、この状況を前提としたうえで、日本メーカー様とタイ国内におけるEC販売の正規販売店として契約を締結し、正規ルートでの販売体制を構築します。
これにより、
- 白大商店が正規販売者として出品していること
- 正規価格・正規流通であること
を各ECプラットフォーム上で明確に示すことが可能となります。
その結果、明らかに正規ルートではない出品や、メーカー様の意図しない販売形態については、プラットフォームの規約に基づいた対応(出品可否の判断・是正対応)が行われるケースもあります。
白大商店は「価格を下げて競争する」のではなく、
- 正規販売
- 正規価格
- 正規ルート
を前提に、市場における基準を作る立場で販売を行います。
並行輸入や非正規販売が存在する市場だからこそ、最初に「誰が正規なのか」を明確にすることが、価格設計と継続販売の前提になります。
白大商店の販売価格設計は、定価を決めて売るだけでなく、その定価が守られる販売環境までを含めて設計する仕組みです。
なお、白大商店の並行輸入対策は、「すべての非正規流通を完全に排除する」ことを保証するものではありません。
あくまで、
- 正規販売者が誰であるか
- 正規価格はいくらか
- どのルートが正規か
を市場とプラットフォーム上で明確にすることで、並行輸入品や非正規販売が「基準から外れた存在」として扱われる状態を作ることを目的としています。
次のステップ:販売の仕組みを確認する
白大商店では、価格設計だけでなく、その定価が守られる 販売の仕組みまでを含めた運営体制を提供しています。
次のページでは、タイ市場での実際の販売フローやチャネル運営、在庫管理・発送・カスタマー対応など、貴社の商品をタイで安全かつ効率的に販売する仕組みを詳しく解説しています。
